2011年10月02日

痛みが原因で起こる側弯症

先日、友人からメールがありました。
「昨日嫁が腰をいわして病院で脊柱側弯症と
診断された。まっすぐに立っていても
腰の辺りが左右でずれて曲がって
歪んでいる状態。

医師からは地道に腹筋や背筋をつけるしか
治る方法はないと言われた。

骨盤矯正などしたら治るのでは?
何か良い方法はないものか?」

という内容でした。



メールを読んでの感想は
大変残念でがっかりしました。
「私が治療を担当したのなら
このような説明はしない。」
と思いました。



側弯症にもいろいろあります。

私の友人のお嫁さんは
「腰をいわして」曲がっている訳なので
「疼痛性側弯」というやつです。

「疼痛性側弯」とは、腰のヘルニアやぎっくり腰など
何か基礎疾患がありその痛みをやわらげようとして
側弯姿勢をとるものを言います。

この場合、ここが大切なのですが
「曲がっているから痛いのではなく」
「痛いから曲がっている」

のです。

なので、安静にして痛みがひいてくれば、
特別に治療を受けなくても側弯姿勢は自然に治ります。
治療を受ければ痛みが緩和して治癒を早めます。

再発予防に腹筋背筋など体操を行うことは大切です。

「腰をいわす」には今までそれなりの負担が
積み重なってきたということなので、生活を見直して
改善できる部分は改善しなければなりません。

立ちっぱなしや座りっぱなし、日頃の姿勢、
下半身の冷えや睡眠不足も良くありません。



我々、治療者にとっては当たり前のことでも
患者様にとっては分からないことが
たくさんあると思います。

治療者は、きちんと症状や状態を把握た上で、
患者様が不安にならないように
いつも分かりやすい説明を心がけたいものです。



当院の「疼痛性側彎」の患者様の一症例
治療1日目(2011/09/16)
痛みのためにまっすぐ立てない状態。
001 (3)_R.JPG002 (3)_R.JPG


治療3回目(2011/09/24)
前屈(おじぎをする動作)時の痛みは残存するものの
強い痛みは消失。異常な側弯姿勢はみられない。
002 (2)_R.JPG003_R.JPG


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2011年08月20日

腰の痛みは治らないのか?

腰部捻挫(いわゆる「ぎっくり腰」)、変形性腰椎症、腰部椎間板ヘルニア、
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、
腰椎分離・すべり症、骨粗鬆症など腰痛にも種々の病名があります。

中には手術を勧められる方もおられます。
しかし、本当に手術しないと治らないのものなのでしょうか?

私の経験上、一つ大切なことがあるのですが、
レントゲンやMRIで問題があるからと言ってかならず痛いとは限りません。
また、それが原因で痛んでいると完全に決めつけてはいけません。

私はもともと医療法人の病院で勤めていましたので、レントゲンやMRIなどの検査データをたくさんみてきました。
例えば、下肢のしびれを訴える腰椎椎間板ヘルニア(※)の患者様で
反体側にヘルニアがある症例もみました。
(本来は、右にヘルニアがあれば右下肢がしびれます)
(※)「ヘルニア」とは「飛び出す、脱出する」の意味で、椎間板が後方に飛び出して
神経を抑えることで痛みやしびれが出現します。
腰椎椎間板ヘルニア.jpg


また腰椎分離・すべり症は腰椎が前後にずれて後ろを走っている神経を抑えるために
痛みや下肢のしびれが出現する疾患です。
レントゲン上、すべりが大きくても痛みやしびれがない症例もあれば、
逆にすべりが少なくても強い痛みとしびれを伴うこともあります。
腰椎すべり・分離症.jpg


こんなことばかり言うと「じゃあ、レントゲンを撮る意味はないのか?」
と思われる方もおられるかもしれませんが、そんなことが言いたいわけではありません。


我々、治療家もレントゲンやMRIの検査所見は参考にしています。
例えば「この症例は、身体のこの部分にしびれがあるので、
右腰の5番目の神経が圧迫されているのではないか。」
と推測します。
患者さんからMRIの結果を聞くと腰椎椎間板ヘルニアで
右の腰椎5番と仙骨1番の問題であった。など、
レントゲンやMRI検査によって、なるほどやはりそうだったかと
裏付けが取れることも多いです。

あとケースとしては少ないですが、内臓疾患やがんの骨転移などでも
腰痛を訴えることがあり、やはり検査する意味はあります。


ただ、手術をして思うように改善しなかったという話を聞くことがあります。
では、それはなぜなのか?
要は「ここが問題がある」とポイントにしていた身体の箇所が
実はそこが原因で痛んでいたのではなかったという可能性もあるということです。


手術を受けると一度身体を切るわけですから、神経が損傷したりして
痛みやしびれなどの後遺症が残る可能性もあります。
実際に手術の後遺症が残ってしまって後悔される方もみてきました。
リスクを伴いますので、手術は最終手段として考えた方が良いです。


Q、骨が変形しているのだから、痛みは治らない。
A、×
 老化による骨の変形は簡単に治るものでないことは確かです。
 ただし、「骨の変形がある人は皆痛い」なんてことは大間違いです。
 骨が変形を起こしていても関節のズレや筋肉の調整をすることで
 痛みは改善しますし、治ることもあります。


腰痛の原因は、骨や筋肉の異常に基づくものが多いです。
生活習慣や過ごし方に問題がある場合も多く見受けます。
(1)睡眠不足
(2)長時間の座りっぱなしや立ちっぱなし、
(3)冷え(血流障害)
も大敵です。思い当たる方はまず生活の見直しが先決です。



[結論]
「痛みが改善しないときに診察やレントゲン検査を受けることは
痛みの原因を考える上で良いことです。
 ただし、検査結果を鵜呑みにしてはならないと思います。
検査結果が悪くても、良くなった症例は実際にたくさんあります。
もし、手術を勧められた場合は、本当にそれが必要なのか
治療や他の手段では改善しないのかを再検討すべきです。」


[最後に]
腰痛症(Yahoo!ヘルスケアより) >>
検索サイト「Yahoo!JAPAN」で「腰痛」と検索するとこのページが一面に出てきました。(2011/08/20現在)

「検査の異常と症状を簡単に結びつけて判断してはいけない」と書かれています。
私が、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎分離・すべり症の例を書かせて頂いたのは
この説明に当たると思います。

「手術以外に方法はないと整形外科医にいわれ、・・・改善は無理かなと思っていた例が、
漢方治療や鍼灸治療で意外にも効果を現すことがあり」とも書かれています。
手術を受ける前に、まずは自分の生活を見直すことです。(無理をかけ過ぎていないか?)
そして、身体に取って害のない治療から受けてください。




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2011年08月19日

(2)屈曲型腰痛

屈曲型腰痛

(2)屈曲型腰痛

・猫背、またはいつも前かがみの悪い姿勢で歩いている。
→屈曲型腰痛の恐れがあります。

[症状]
背筋のような「腰を反らす」動作ができにくくなります。

他人に見てもらうとうまく腰を反らすことができていない。
症状が進んでいる人は座っている状態でも背骨が後ろに出てきて、
背もたれの硬い椅子に座ると腰の骨が当たって痛かったりします。
背筋の弱化や不良姿勢によって腰椎の前弯が減少してしまった状態。

(※)鑑別のポイントを復習
   屈曲型と伸展型の鑑別のポイントは、まず自然の姿勢です。
  お尻が出っ張っている(伸展型)のか引っこんでいる(屈曲型)のか。
   共に反らすことが困難な場合が多いのですが、
  伸展型の場合は腰骨の中心部に痛みがあって反らせない。
  屈曲型の場合は自分では反らしているつもりでも、傍から見ると
  腰の反らす動作がうまくできていない(反っていない)ところがポイントです。


[対処法]
痛みが強い場合は、整骨鍼灸院や病院で治療を受けてください。
腰痛のタイプによって対処の方法も変わってきます。

痛みが軽い場合は、腰椎の前弯を作るように
「背筋運動」をされると効果があります。
患者様にも治療と併用してご指導しています。
1〜3分ほどで結構ですので、毎日継続してください。

背筋運動(ステップ1);うつ伏せの状態から床に手を付きます。
            ゆっくりと肘を伸ばしながら腰、背中を
            意識して反らしてゆきます。
            慣れてくれば、手の力をゆるめて腰と背中の
            力を使って反らしてゆきます。
            ※背筋運動をして痛みを伴う場合は、背筋運動を中止してください。
            ※背筋運動(ステップ1)が痛みなくできた方のみ
             背筋運動(ステップ2)を行ってください。
背筋運動(ステップ1)_R.jpg


背筋運動(ステップ2):うつ伏せの状態から手は頭の後ろ辺りに持ってゆきます。
            反動をつけないでゆっくりと腰、背中を反らせます。
            ※背筋運動をして痛みを伴う場合は、背筋運動を中止してください。


※背筋運動をして痛みを伴う場合は、中止してください。
※背筋運動(ステップ1)が痛みなくできた方のみ背筋運動(ステップ2)を行ってください。



posted by Hiroshi at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 腰痛